top of page

高い技術力をもつエンジニア集団のコアメンバーを外国人採用。会社の成長を見据え、ともに活かし合うグローバル採用とは。

  • 執筆者の写真: 2022 intern
    2022 intern
  • 5月23日
  • 読了時間: 8分

高い技術力をもつエンジニア集団のコアメンバーを外国人採用。会社の成長を見据え、ともに活かし合うグローバル採用とは。

オープンソースのコンテンツ管理システム「Concrete CMS(コンクリート シーエムエス)」のサポート提供を中心に、企業のDX化の支援をする株式会社マカルーデジタル(以下、マカルーデジタル)。同社は2012年の創業以来、上場企業や大手ウェブメディアを含む企業に対し、Concrete CMSを活用したウェブサイトの構築、移行、改修のサポートを行ってきました。また、Concrete CMSの日本語版教科書・書籍の執筆・監修も担当。現在は、Concrete CMSだけでなく、幅広いWEB技術を持ったエンジニア集団として、数々の企業の成長を支えています。


マカルーデジタルには現在4カ国から集まった外国籍エンジニアが在籍し、会社のコアメンバーとして活躍しています。「共に挑む、新しい世界へ。」をミッションに掲げる同社は、技術力と意欲のあるエンジニアとともに探究心を持ってチャレンジを続けるため、今後もグローバル採用に力を入れていく予定です。


本インタビューでは、外国人採用を行う際に重視している点や、グローバル採用の可能性について詳しくお聞きしました。


ゲスト:

株式会社マカルーデジタル

取締役 宇佐見 貴広氏(以下、宇佐見)


営業担当・インタビュー:

フォースバレー・コンシェルジュ株式会社 山林 航大(以下、山林)


編集:Connect Job編集部 中川 莉沙


執筆:増田陽子(ライター)



目次:



  1. 技術力の高いエンジニアと出会う。グローバル採用で掴む新たな可能性


── 貴社はこれまでも外国人採用を行い、ブラジル、バングラデシュ、ミャンマー、ロシア、スコットランド、ベナンなど様々な国からエンジニアの方が入社されています。グローバル採用に力を入れ始めたきっかけや背景を教えてください。


宇佐見:ベトナムに現地視察に訪れた際、実際に現地の状況に触れたり、学生の意欲の高さを目の当たりにしたりして、「ともに働く人として、これからは外国人人材を採用すべきかもしれない」と感じたことがきっかけです。


ベトナムは、当時の共用のオフィスにいたベトナム料理店のオーナーと話すうちに興味を持ち、視察を決めました。ベトナム・ハノイ工科大学の視察や、現地の学生たちとの交流を通じて、日本で働くことを夢見ている人が多いことや、ベトナムのIT業界では英語ではなく日本語で業務を行うこともあるほど、日本が意識されていることを知りました。


私は、アメリカの給与水準の高さやシンガポールの働きやすさを考えると、日本はそれほど魅力的ではないのではないかと思っていました。しかし、現地の人々の話を聞くと、日本への関心が非常に高いことがわかり、グローバル採用を本格的に進められるという確信を得たのです。


山林:日本人に特にこだわらず、意欲や技術力を重視して採用を進めようと考えられたのでしょうか。


宇佐美:はい。日本人・外国籍を問わず、技術力のあるエンジニアを積極的に採用していました。ところが、日本はオープンソースに対する意識が低いという課題があります。同じ試験を受けても、日本人はまず日本語のドキュメントを探すことから始める一方で、海外出身のエンジニアたちは「オープンソースか、じゃあドキュメントを読んで学びつつ進めよう」と、英語で書かれた一次情報を探し、すぐに取り掛かることができる。この点には、大きな差を感じました。


2名の外国籍の方を採用し、マカルーデジタルにフィットするのは外国籍人材だと確信したと語る宇佐見氏。
2名の外国籍の方を採用し、マカルーデジタルにフィットするのは外国籍人材だと確信したと語る宇佐見氏。


── 実際に外国籍の方を受け入れてみて、思い描いていた理想とのギャップはありましたか?


宇佐見:喜ばしいギャップがありましたね。想像以上に素晴らしい出会いでした。当初、4〜5人の採用面接を行ったのですが、そのうち2人の技術力が非常に高かったんです。本来は1人しか採用予定はなかったのですが、テストコードを見て「もう1人採用したい」と思ってしまうレベルの高さ。

それ以来、外国人採用に前向きになりましたし、当時追加で採用した彼は今も活躍してくれています。


2. 選考のポイントは「海外で生活する覚悟」と「企業理解」


── 採用プロセスにおいて、特に面接やコーディングテストで意識していることがあれば教えてください。



宇佐見:大切にしていることは2つあります。「日本で生活する覚悟があるか」と「弊社のことをどこまで理解しているか」です。


「生活の覚悟」とは、必ずしも長期的に日本に住む意思があるかどうかを問うものではありません。誰しもに家庭の事情やライフプランがあると思うので、結果的に2~3年など短期間で帰国することになっても仕方ないと思っています。しかし、日本にいる間、それがたとえ短期間であっても、会社の戦力として活躍したいという熱意と、日本で充実した日々を過ごす意思があるかどうかが重要だと考えています。


山林:言語習得の意欲も重要視していますか?


宇佐見:言語習得も重視しています。日本語を話せるようになることで、仕事がスムーズになるだけでなく、日本での生活も充実すると考えているからです。せっかく日本に来るのなら、仕事をしてお金を稼ぐだけではなく、日本語を学び、日本の文化に馴染み、日本での生活を楽しんでほしいと思っています。


3. 採用エージェント Connect Job(フォースバレー・コンシェルジュ)の活用方法


── 実際に、弊社サービスを利用された感想を教えてください。


宇佐見:質の高い人材をご紹介いただいています。これまでの外国人採用の際、特に書類選考では、経歴に記載されている企業名だけでは、本人の実力がわからないことが多々ありました。そのため、どうしても大学名などから一定の基準を確認し、候補者を絞り込まざるを得ませんでした。本来どの学校を卒業していても技術があれば問題ないと考えていますが、経歴だけを見てもなかなか技術力の判断は難しいですよね。


一方で、フォースバレーさんからご紹介いただく候補者の方は、事前選考いただけることもあってか、ほとんどの方はこちらの求めるレベルに達しておりとても助かっています。また、他社と比べても技術レベルが高い方が多い印象ですし、一定数の候補者をご紹介いただける点もありがたいです。

現在チームリーダーを務めるビプロブ氏
現在チームリーダーを務めるビプロブ氏


4. 今後、会社の中核を担うエンジニアはグローバルの人材に

── 今後の採用にはどのような展望をお持ちでしょうか?


宇佐見:可能な限り採用を進めていきたいと考えています。ただし、チームの体制を整えたり、業務の属人化を解消したりする必要もあるので、計画的に進める必要があります。


また、今後は外国人エンジニアがコアメンバーとなりメインの開発を担っていくことを見据えています。外国籍の方には、エンジニアとしてのスキルやメンタリティが高く、学習意欲や向上心を持っている方がまだまだたくさんいらっしゃいます。そうした方々と一緒に働いていきたいと考えています。


ただし、社内の共通言語を英語にするつもりはなく、業務はあくまでも日本語で進めていきます。英語しか話せないと、カルチャーに馴染めず、会社でも日常生活でも寂しい思いをする可能性があるからです。「エンジニアなので言語は関係ない」という考え方もありますが、一人の人生を考えた時に、現在暮らしている場所、日本で話されている日本語が不要とは思いません。だからこそ、日本語の習得もぜひ努力してほしいと考えています。


また、外国籍の方々が気持ちよく働ける環境を整えたいという思いもあり、メンタルケアなどのサポートも随時行っていきたいと考えています。


5. グローバル採用とは、お互いの可能性を新たに広げる手段


── 御社にとっての「グローバル採用」とは?


宇佐見:グローバル採用を開始した8年前から、「グローバル採用とは新たな可能性を広げる手段である」と考えてきました。言うまでもなく、日本の人口が減少している今、日本人採用だけでなく外国人採用を推し進め、ともに働く未来を考えなければ、企業の成長は難しくなるでしょう。

とはいえ、私たちは「単に会社の利益のためだけに働いてほしい」とは思っていません。せっかく日本で働くなら、充実した人生を歩んでほしいと考えています。


同時に、働く方々にも「単に稼ぎたい」「仕事がほしい」というだけでなく、「会社の成長に貢献したい」という思いを持ってもらいたい。お互いがWin-Winの関係になれるような職場を築いていきたいと考えています。


── 最後に、選考を受ける方や入社を検討されている方へメッセージをお願いします。


宇佐見:日本での生活を充実させ、ぜひ楽しく仕事をしてください!技術力はもちろん重要ですが、日本の文化や価値観を大切にし、カルチャーをリスペクトしてくれる方に出会えたら嬉しいです。そうした方々とは、結果的にお互いにストレスなく、楽しく仕事ができるのではないかと思っています!

社名の由来となった渡り鳥「マカルー」のぬいぐるみを手に持つ。マカルーデジタル・ビプロブ氏(左)、宇佐見氏(中央)、弊社コンサルタント山林(右)
社名の由来となった渡り鳥「マカルー」のぬいぐるみを手に持つ。マカルーデジタル・ビプロブ氏(左)、宇佐見氏(中央)、弊社コンサルタント山林(右)

logo_color.png

外国人・グローバル人材の採用について
​まずはお気軽にお問合せください。

bottom of page