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ミャンマー人の平均年収・最低賃金はいくら?日本で働く人が増加する理由やミャンマー人とうまく仕事を進めるコツ

  • numabukuro4649
  • 4 日前
  • 読了時間: 18分
ミャンマー人の平均年収・最低賃金はいくら?日本で働く人が増加する理由やミャンマー人とうまく仕事を進めるコツ

ミャンマーは、東南アジア10カ国が加盟するASEANの中でも、生活コストや所得水準が比較的低い国とされています。しかし、平均年収は業種や地域によって大きく異なるのが特徴です。


そこで、この記事ではミャンマー人の平均年収や最低賃金、初任給がいくらなのか解説しています。日本とミャンマーの労働環境の違いや、ミャンマー人とうまく仕事を進めるコツについてもまとめました。


ミャンマー人材の採用を検討している企業や人事担当者の方は、ぜひ参考にして自社の採用活動にお役立てください。

目次

1.ミャンマー人の平均年収に関する基本情報

ミャンマー人の平均年収に関する基本情報

ミャンマー人の平均年収は、業種や地域により大きな差が見られます。都市部では一部賃金上昇の動きも見られる一方で、政治的な不安定さや経済の停滞が続いており、労働環境は依然として課題の多い状況です。


ここでは、ミャンマー人の平均年収や業種・地域ごとの違いについて解説します。あわせてミャンマーでの最低賃金や、日本との違いも詳しく見ていきましょう。


ミャンマー人の平均年収は日本円で約34~51万円

ミャンマー人の平均月給は、2023年時点で約200~300米ドル(職種や地域によって差がある)とされています。2023年時点の平均レート「1米ドル=141.56円」で計算すると、平均月給は日本円で約2万8,312円~4万2,468円になります。この数値でミャンマー人の平均年収を算出すると、約34~51万円です。


一方、国税庁が公表している『令和5年分 民間給与実態統計調査』によると、日本人の平均年収は約460万円となっており、両国間で大きな差があることがわかります。


なお、ミャンマー人の平均年収約34万~51万円という金額は、都市部と地方の格差や職種の違いを考慮した推定値です。特に農村部では、これよりさらに低い水準になるケースが多いと考えられます。


また、ミャンマーでは日本のような「年収」という考え方はあまり一般的ではありません。多くの労働者は月単位での収入を基準にして生計を立てているため、年収に関する明確なデータは乏しいのが現状です。



最低賃金は日額6,800チャットに引き上げ

ミャンマー連邦政府の最低賃金委員会は、2024年8月9日に最低賃金を日額6,800チャットに引き上げると発表しました。2025年5月28日時点の為替レート「1MMK=0.06887円」で換算すると、日本円で約468円に相当します。


ミャンマーにおける最低賃金の前回の改定額は、2023年10月1日の日額5,800チャット(約399円)でした。つまり、今回の改定によって1,000チャット(約69円)の日額手当が加算されています。なお、最低賃金の基礎となる1時間あたり600チャットの最低時給額には変更がないため、残業代の計算基準は従来通り据え置きとなります。


一方、日本における最低賃金は、全国加重平均額で時給1,055円に改定されています。このことからも、両国間の最低賃金水準には大きな差があることがわかります。



業種や職種ごとの平均年収の違い

ミャンマー人の平均年収は日本と比べて低い水準にありますが、業種や職種によっては相対的に高収入の仕事も存在します。特に専門性の高い分野では給与水準が比較的高めに設定されている傾向があります。


以下は、代表的な業界別の平均月給をまとめたものです。

業界

平均月給(MMK)

平均月給(JPY)

レートは1MMK=0.06887円

※2025年5月28日時点

情報技術

97万1,959チャット

約6万6,900円

経済、金融、会計

91万968チャット

約6万2,700円

建設、不動産

79万2,672チャット

約5万4,600円

化学産業

71万6,180チャット

約4万9,300円

観光、美食、ホテルビジネス

63万9,780チャット

約4万100円

農業、食品産業

63万7,623チャット

約4万3,900円

サービス産業

58万3,334チャット

約4万200円

商業

53万8,248チャット

約3万7,100円

一般労働

48万1,588チャット

約3万3,200円

※日本円換算額は100の位で四捨五入


情報技術(IT)の給与は高めの傾向で、日本円で計算すると平均月給は約6万6,900円、平均年収に換算すると約80万円です。しかし、一般労働の平均月給は約3万3,200円、平均年収に換算すると約40万円にとどまります。


このように、同じ国内でもIT分野と一般労働の間で平均月給に約2倍の格差が見られるなど、業種間の給与差が大きいのが特徴です。


地域ごとの平均年収の違い

ミャンマーにおける、地域ごとの平均月収や平均年収に関する詳細なデータはありません。しかし、ヤンゴンやマンダレーといった都市部では経済活動が活発であり、地方都市や農村部と比べて賃金水準が高い傾向があります。ネピドーは行政首都ですが、民間の経済活動は比較的限定的です。


都市部では、最低賃金の日額6,800チャット(約468円)を上回る給与水準が一般的に見られます。特に外資系企業や大企業においては、正規雇用や技能職を中心により高い給与が支払われるケースが多いのが特徴です。一方、地方都市や農村部では最低賃金水準にとどまる仕事が多く、また一部では最低賃金が十分に守られていないケースも散見されます。


最低賃金自体はミャンマー全国で統一されていますが、都市部では労働監督が比較的厳格に行われる一方で、地方部では法執行が弱くなりやすい傾向にあります。これはミャンマーに限らず多くの国でも見られる現象ですが、同国内でも都市部と農村部では雇用や賃金に明確な格差が存在している状況です。



2.新卒のミャンマー人の初任給

新卒のミャンマー人の初任給

送り出し機関を運営する日系企業による2019年時点の調査では、新卒や第2新卒のミャンマー人の初任給は月額20万〜25万チャットとされています。「1MMK=0.06887円」のレートで換算すると、日本円で約1万3,800円~1万7,200円になります。


ただし、この数値は都市部での一般的な水準であり、地方都市や農村部ではこの水準を下回るケースも多く見られます。また、2021年以降の政情不安や経済情勢の影響もあり、現在の初任給水準はこの数値から大きく変動している可能性もあります。


一方で日本人の初任給は、2024年4月入社者の学歴別初任給額の水準によると、大卒で22万6,341円、高卒で18万9,723円とのデータが出ています。


この比較からも、日本とミャンマーの新卒者の初任給には大きな差があることが分かります。日本の給与水準が高いことも理由のひとつとして、日本での就労を希望するミャンマー人が増えている背景がうかがえます。



3.ミャンマーでの生活費の目安は?

ミャンマーでの生活費の目安は?

ミャンマーと日本とでは、平均年収に加えて物価や生活費にも大きな違いが見られます。


ネピドーやヤンゴンなどの都市部では、賃貸住宅の費用は月額100〜500米ドル程度が目安です。2025年5月28日時点の為替レート「1米ドル=144.53円」で換算すると、日本円で約14,450円〜72,260円程度になります。


ローカルアパートやコンドミニアムなど物件の種類によって価格は大きく異なりますが、ヤンゴンでは治安の良い地域や外国人向け住宅への需要増を背景に家賃が高騰している状況です。



次に、ミャンマー(都市部)における家賃以外の生活費の目安を見ていきましょう。

項目

生活費の目安

光熱費

月額約3,000円(毎日エアコンを使用)

食費

1食約100~300円(ローカル食堂は約100円)

通信費

月額約3,000円(SIMカードの利用)

雑費

月額約4,000円(日用品や交通費含む)

ライフスタイルで変わりますが、日本と比べてミャンマーの物価は安い傾向です。地方都市や農村部の場合、さらに生活費は安くなると予想できます。ただし、近年はインフレの影響により一部の費用は上昇傾向にある点にも注意が必要です。


4.日本とミャンマーの労働環境の違い

日本とミャンマーの労働環境の違い

ここでは、日本とミャンマーの労働環境の違いについて解説していきます。

労働環境の違い

日本

ミャンマー

労働時間

1日8時間、1週間40時間

1日8時間以内、1週間44時間以内(工場法)

有給休暇

年間10日間~20日間

年間10日間(別途臨時休暇・医療休暇などあり)

あいさつの習慣

欠かせないビジネスマナー

重視されていない傾向だが、礼儀は存在する

外国人の就業規則

在留資格の範囲内で就労可

熟練技術を必要としない場合は不可

それぞれの項目で詳しく見ていきましょう。


(1)労働時間の違い

ミャンマーにおける工場法では、労働者の労働時間に関して以下のように定められています。


  • 18歳以上の労働者は、原則として1日8時間以内、1週間で44時間以内

  • 技術的理由で労働を継続しなければならない場合、週48時間まで認められる

  • 所定労働時間を超える場合、原則として通常の2倍の賃金を支払う義務あり


日本の労働基準法では、原則1日8時間、週40時間が法定労働時間の上限です。したがって、ミャンマーの工場勤務の場合、週あたりの労働時間は日本より4時間長くなることになります。

なお、ミャンマーでは労働関連法が業種ごとに分かれており、店舗勤務などの労働時間は異なる場合があります。



(2)有給休暇の違い

ミャンマーでは、『休暇及び休日法(The Leave and Holidays Act, 1951)』に基づき、以下の4種類の休暇が規定されています。


  • 有給休暇:年間10日間(理由を問わず取得可)

  • 臨時休暇:年間6日間(冠婚葬祭など)

  • 医療休暇:年間30日間(病気療養など)

  • 産休:産前6週間、産後8週間


純粋な年次有給休暇は年間10日間ですが、ミャンマーでは別途臨時休暇や医療休暇なども有給として付与される制度が整備されています。一方、日本では継続勤務年数に応じて年間10〜20日の年次有給休暇が付与されるため、有給休暇の総日数としては日本の方が多い傾向にあります。



(3)あいさつの習慣に関する違い

ミャンマーと日本とでは、あいさつの習慣に関して違いがあります。ミャンマーのビジネスシーンでは握手や会釈の文化がありますが、形式的あいさつの習慣は少ないようです。


これは元々ビルマ語(ミャンマー語)にあいさつを細かく使い分ける文化がなかったことが影響しており、「おはよう」「こんにちは」などのコミュニケーションが控えめな傾向があります。


一方、日本ではあいさつは欠かせないビジネスマナーであり、業務の場面においても重視される文化的な違いが見られます。


(4)外国人の就業規制の違い

ミャンマーでは、『経済特区法第74条』や『投資法第51条』に基づき、熟練技術を必要としない職種では外国人を雇用することができないと定められています。


MIC(ミャンマー投資委員会)認可企業や経済特区法に基づいて設立した企業では、原則としてミャンマー国民の雇用が義務付けられています。ただし、管理職や専門職については、外国人の雇用が一定の割合で認められるケースもあります。


日本の場合は、『出入国管理及び難民認定法』に基づく在留資格の範囲内で、外国人の就労が認められています。このように、両国間では外国人の就業規制の方針に明確な違いがあることがわかります。



5.ミャンマー人から見た日本での就職や日本企業の魅力

ミャンマー人から見た日本での就職や日本企業の魅力

ここでは、ミャンマー人が日本での就職や日本の企業にどのような魅力を感じているのか解説していきます。


(1)ミャンマー国内よりも高収入が期待できる

(2)特定技能を中心に就職先の選択肢が幅広い

(3)治安が良くて安心して生活できる

(4)文法が類似していて比較的日本語を習得しやすい


収入面や生活面の観点で詳しく見ていきましょう。


(1)ミャンマー国内よりも高収入が期待できる

ミャンマー人の平均年収は日本円で約34~51万円と低い水準にあります。日本人の平均年収は約460万円であり、ミャンマー人の約9~13倍に相当します。


さらに、ミャンマーでは2021年のクーデター以降、国内経済が大きく停滞しています。こうした背景から、より高収入を得られる就労先として日本を希望するミャンマー人が増えている状況です。


日本では国籍や雇用形態に関わらず、賃金や待遇に差を付けてはいけない同一労働同一賃金の制度があります。職務内容や能力が同一である場合、外国人労働者にも原則として同等の待遇が求められるため、高収入への期待は日本で働く魅力のひとつです。


(2)特定技能を中心に就職先の選択肢が幅広い

ミャンマーでの主要産業は、農業や製造業などです。就職先は限られた業界に集中しており、若い人たちがいい仕事に就くチャンスが少ないという問題点があります。


その点、日本では特定技能を中心に、介護、ビルクリーニング、建設、宿泊など16分野で外国人材の受け入れが進んでいます。このため、若年層を中心に日本での就労はキャリア選択のひとつとして注目されるようになっています。



(3)治安が良くて安心して生活できる

日本の治安の良さも、ミャンマー人にとって日本で働きたい理由のひとつです。。2024年の世界平和度指数(Global Peace Index)によると、日本は17位、ミャンマーは148位とのデータが出ています。


ミャンマーでは2021年以降、軍のクーデターを受けて現在も一部地域でデモや武力衝突が続いています。このため、不安定な地域に暮らすミャンマー人にとって、日本での生活は安全・安心な環境として魅力的に映るでしょう。



(4)文法構造が類似していて比較的日本語を習得しやすい

ミャンマーでは、日本語教育が盛んになってきています。国際交流基金のデータによると、ミャンマー国内の日本語教育機関数は2015年の132校から2018年には400校まで増加しています。


公用語のビルマ語は、日本語と文法構造(語順や助詞の使い方など)の一部が似ているため、他国の学習者と比べて日本語学習に取り組みやすい面があるともいわれています。


日本語を早期に習得できれば、職場環境にもスムーズに馴染むことができ、日本での就労の成功にもつながりやすいでしょう。



6.ミャンマー人の働き方|日本人との違いや注意点は?

ミャンマー人の働き方

ここでは、ミャンマー人に共通することの多い働き方について詳しく解説していきます。


(1)仕送りのために働く人が多く、仕事に意欲的

(2)協調性やチームワークを重視する傾向がある

(3)思いやりが強く、年上や年配者を敬う人が多い

(4)仕事において自己主張は控えめな傾向がある


日本人との違いや注意点を見ていきましょう。


(1)仕送りのために働く人が多く、仕事に意欲的

ミャンマー人は家族を大切にする価値観を持っており、仕送りのために出稼ぎしている人も多くいます。日本貿易振興機構(ジェトロ)がヤンゴン事務所を通して実施したアンケートによると、毎月8万円以上の仕送りをしたいと回答した割合が65%と過半数以上でした。

この金額はミャンマー国内の平均給与水準と比べてかなり高く、家族の生活を支えるために一生懸命働きたいと考えていることがうかがえます。また、仏教の教え(親孝行・徳を積む)や家族中心の価値観の影響も相まって、誠実さや謙虚さを持つ人が多い傾向にあります。


(2)協調性やチームワークを重視する傾向がある

2014年の国勢調査の時点で、ミャンマーの国民の約87.9%は仏教徒とのデータが出ています。


仏教の価値観や伝統的な社会構造(家族や地域共同体の重視)も影響して、ミャンマー人は協調性やチームワークを大切にする傾向があります。一緒に働く他者との調和を意識し、集団の一員として貢献することに喜びを感じる人が多いようです。


日本人も集団行動が得意な文化背景があるため、ミャンマー人との価値観には共通する点が多く、良好な協働関係を築きやすいと考えられます。



(3)思いやりが強く、年上や年配者を敬う人が多い

仏教の影響が根付いているミャンマー人は、思いやりの心が強いといわれています。そのため、仕事において年上や年配者を敬う姿勢が自然に表れるケースが多く見られます。


上司からの指示に対して、忠実に実行しようと努力します。組織内でのルールもしっかり守る傾向もあります。こうした姿勢は、チーム内で信頼関係を築くうえでもプラスに働くでしょう。


(4)仕事において自己主張は控えめな傾向がある

ミャンマー人は仏教の考えによる文化的背景によって、自己主張が控えめな傾向があります。自分の感情や意見を表に出さない人は少なくありません。


そのため、不満や困りごとがあっても言葉に出さずに抱え込んでしまう場合があります。労働者への配慮やフォローを意識するとともに、積極的に意見や要望を引き出す姿勢も重要です。


ただし、「自発的に意見を言わない=無関心」というわけではありません。責任感を持って職場や業務に取り組む姿勢は非常に強い人が多いため、信頼関係を築くことでより良いパフォーマンスが期待できるでしょう。


7.ミャンマー人のスタッフとうまく仕事を進める5つのコツ

ミャンマー人のスタッフとうまく仕事を進める5つのコツ

ミャンマー人の働き方について分かったところで、ミャンマー人のスタッフとうまく仕事を進める5つのコツをご紹介します。


(1)宗教文化や価値観への理解を深める

(2)分かりやすい日本語でコミュニケーションを取る

(3)日本人の時間感覚について説明する

(4)なるべく人前で叱らないようにする

(5)仕事で無理をしないようにフォローする


どのような配慮をすれば、円滑なコミュニケーションが取れるのか見ていきましょう。


(1)宗教文化や価値観への理解を深める

多くのミャンマー人は上座部仏教を信仰しています。これは日本の大乗仏教とは異なり、戒律を厳格に守ることを重視するのが特徴です。


同じ仏教徒でも考え方が異なるため、ミャンマー人の宗教文化や価値観への理解を深める努力をしましょう。一般的に業務中に特別なお祈りの時間や場所の配慮は不要ですが、個々の宗教的慣習に対して柔軟な対応を心がけると信頼関係の構築につながります。


(2)分かりやすい日本語でコミュニケーションを取る

ビルマ語(ミャンマー語)と日本語は文法構造が似ているため、ミャンマー人は他の外国人労働者よりも日本語習得までの上達が早い傾向があります。ただし、語彙や敬語表現、仕事で使う専門用語は難易度が高いため、分かりやすい日本語でのコミュニケーションが重要です。


特に、日本特有の和製英語や曖昧な表現は理解しづらい場合があるため、シンプルで明確な表現を心がけましょう。


(3)日本人の時間感覚について説明する

ミャンマー人は、時間に対する感覚が日本人と比べて緩やかな傾向があります。プライベートでの待ち合わせだけではなく、出勤時間に悪気なく遅刻してくる人も少なくありません。


日本では、時間を守る人ほど「しっかりしている」「頼れる」など、良い印象を持たれやすいとされています。そのため、日本人の時間感覚についてきちんと説明しておきましょう。


「時間を守らないと信用を失いやすい」「余裕をもって行動するのが大事」など、分かりやすい日本語でアドバイスをしてあげるのがポイントです。


(4)なるべく人前で叱らないようにする

ミャンマー人は人前で叱責されることに慣れていないため、過度に強い指導や人前での注意は避けるのが望ましいです。もし指導や注意が必要な場合は、できるだけ1対1で行い、相手の自尊心を尊重する対応を心がけましょう。


スタッフがストレスを感じにくい環境づくりは、仕事へのモチベーション維持にもつながります。


(5)仕事で無理をしないようにフォローする

自己主張が控えめなミャンマー人は、上司からの指示に対して「No」と言えない人が多いとされています。これは仏教の教えによる上下関係や敬意の文化が影響しているようです。


頑張り過ぎて疲弊するとモチベーションの低下につながりやすいため、スタッフが仕事で無理をしないようにフォローしてあげましょう。上司がスタッフの能力や業務量、スケジュールを把握し、仕事をコントロールするのがポイントです。


8.まとめ

ミャンマー人の平均年収は業種や地域で変わりますが、およそ34~51万円です。最低賃金は日額6,800チャット(約468円)で、日本よりも低い水準であることが分かります。


そのため、少しでも高い収入を目指し、日本で働きたいと考えるミャンマー人は少なくありません。ミャンマー人にとって、治安が良くて安心して生活できる日本は魅力に感じます。


しかし、日本人とミャンマー人とでは働き方や仕事観に違いがあるため、企業の人事担当者がこうした文化的な背景や特徴を理解しておくことが重要です。


本記事でご紹介したミャンマー人のスタッフとうまく仕事を進めるコツをぜひ参考にして、採用計画や現場マネジメントにお役立てください。



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